1.非言語分野 >第4章 鶴亀算①

例題
鶴と亀が合わせて10匹います。足の本数の合計は32本です。鶴と亀はそれぞれ何匹いますか。

この例題のように、1種類当たりの数が異なる2種類以上の人や物の合計が分かっているときにそれぞれいくつかを求める計算を鶴亀算といいます。例題では、「鶴の足が2本、亀の足が4本」で、1種類当たりの数が違い、合わせて10匹いて、「足の合計が32本」とわかっています。鶴と亀の足の合計本数に注目する「元祖鶴亀算」です。
鶴亀算は、中学校2年生で習う連立方程式の文章題という扱いになります。
2種類の場合は、片方をx、もう片方をyとおいて2つの式を連立させて解けば解答にたどり着けます。
以下、例題を用いて連立方程式の立て方、その解き方を説明していきます。

解説
鶴がx匹、亀がy匹いるとする
「頭の数」に注目した式
x+y=10・・・・・・①
「足の数」に注目した式
2x+4y=32・・・・②

x+2y=16 ・・・②÷2
)x+ y=10 ・・・①     加減法
y=6 ・・・亀が6匹

x+6=10
x=4 ・・・・・鶴が4匹

解答
鶴は4匹(羽)いて、亀は6匹いる