1.非言語分野 >第23章 ブラックボックス

ブラックボックスは、一定の操作(計算)のルールを持った箱が設定され、ルールを読み取りつつ実際に操作(計算)していく問題です。

例題
次のような処理を行う装置、PとQがある。


この装置を使って、xから6を、yから2をいれたとき、zから出てくる数字を求めなさい。

解説
それぞれのボックスについて、操作された結果を読み取っていく
Pに数字を2個入れたとき…「小さいほうが出てくる」
Pに数字を1個入れたとき…「-1を掛ける」
Qに数字を2個入れたとき…「掛け算する」

以上をもとに操作する
上の段:Q=6×2=12  P=12×(-1)=-12
下の段:P=2 2つ目のP=2×(-1)=-2 3つ目のP=-2×(-1)=2
上の段の最後のQの操作により、z=上の段のP×下の段の3つ目のP=-12×2=-24

解答
-24

類題
次のような処理を行う装置、PとQがある


この装置を使って、xから9を、yから5をいれたとき、zから出てくる数字を求めなさい。



解説
それぞれのボックスについて、操作された結果を読み取っていく
Pに数字を2個入れたとき…「掛け算する」
Qに数字を1個入れたとき…「2倍して1を引く」
Qに数字を2個入れたとき…「小さいほうが出てくる」

以上をもとに操作する
上の段:P=9×5=45 Q=45×2-1=89
下の段:Q=5(小さい方) 2つ目のQ=(5×2-1)=9 3つ目のQ=(9×2-1) =17
上の段の最後のPの操作により、z=上の段のQ×下の段の3つ目のQ=89×17=1513
解答
1513